猫の疥癬(かいせん)の原因
疥癬は、ヒゼンダニ(疥癬虫)というダニが猫の皮膚に寄生する事で起こる感染症です。
ヒゼンダニに感染している猫との接触や、人間(飼い主)が感染猫を抱っこしたり、撫でたりした際に、衣服にヒゼンダニが付着し、それが原因となって間接的に感染させてしまう場合もあります。
ヒゼンダニは、宿主の体から離れると、1日~1日半程度しか生存できないと言われています。
そのため、そのほとんどが感染猫との接触による直接感染が原因であると言われています。
また、ヒゼンダニに感染した野良猫の通り道を歩く事で、地面に落ちているダニを拾ってしまう場合もあります。
疥癬に感染すると、メスダニが皮膚の角質層に入り込んで卵を大量に産み付けます。
その卵が成虫になると、ヒゼンダニの出すフンや分泌物質も急激に増えるため、アレルギーなどの痒みによって症状が急にひどくなる恐れがあります。